ドローンの通信距離はどの程度?スマホ操縦する際の注意点も解説

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ドローンを飛ばす際、気になるのが電波が届く通信距離です。ドローンは操縦機器から電波を飛ばして無線操縦しますが、電波の届かないところまで飛んでいってしまうと、墜落事故の恐れもあります。

今回は、ドローンを操縦する際に注意したい通信距離について解説します。

ドローンの通信距離はどの程度か?

出典:pixavay

ドローンの通信距離は、操縦機器によっては2km以上の製品もあります。これから技術が進歩すれば通信距離はもっと伸びていくと予想されます。しかし、ドローンの通信距離同様気をつけなければならないのが、ドローンの飛行に関する法律や条令です。

ドローンは申請・承認を受けていないと目視圏内の飛行のみ可能となっています。目視圏内の距離は明確にされていません。しかし、おおよそ100~300mが目安です。たとえドローンの通信距離が300mを超えても問題ない製品でも申請や承認を受けていないと法律違反となるので十分に注意してください。

ドローンの通信距離は操縦機器によって異なる

ドローンの通信距離は操縦機器によって異なります。ドローンの操縦機器の代表格は、スマホとプロポです。プロポとは「プロポーショナルシステム」の略で、ドローンを飛ばせる通信機器で、ラジコンの操縦器のようなものです。

プロポの通信距離は最大で4kmなのに対し、スマホの通信距離は最大で100m程度となっています。プロポとスマホでは通信距離に10倍以上の開きがあるため、プロポを常用している方がスマホを利用してドローンを操縦する場合、ロストには十分に注意しましょう。

スマホでの操縦は手軽だが距離が短い

スマホで操縦ができるのは、ドローンの大きなメリットです。

専用アプリをダウンロードするだけで普段使っているスマホが操縦器になり、カメラを連動すれば迫力ある空撮も手軽におこなえます。その一方で、前述したようにスマホを操縦器とした場合、通信距離が短いので十分に注意しましょう。

Wi-Fi中継器を利用すれば多少通信距離も伸びますが、十分ではありません。

過信しないように注意してください。

電波の届かない場所までドローンが飛んでいくと、最悪の場合墜落事故が発生します。

ドローンの重さは数百グラムと軽いですが、勢いよく高い所から落下して人や物に衝突すれば、大きな事故になる可能性もあるでしょう。

ドローンの操縦になれていない初心者は、スマホから数十m範囲でドローンを飛ばすように心がけてください。

また、ドローンがロストしてしまった場合は、マップでおおよその墜落位置を把握してすぐに回収に向かいましょう。そのままにしておいてはいけません。

スマホでドローンを操縦する際は電波干渉に注意

スマホでドローンを操縦する場合、通信距離と共に電波干渉にも注意が必要です。

スマホでドローンを操縦する際は、Wi-Fiを利用します。Wi-Fiの電波は2.4GHzであり、これは電話や無線LANにも利用されている電波なので、場所によってはドローンが電波干渉を受けて操縦不能になる可能性もあるでしょう。

携帯電話の基地局や変電所の近く、街中など電波干渉が起こりやすい場所では、初心者はできるだけ操縦を控えましょう。

また、操縦者や同行者が電波を発する機器を身につけていると、ドローンの操縦がうまくいかないこともあります。ドローンを操縦する場合は、Wi-Fiを発する機器を操縦するスマホだけにしておくと安心です。

万全を期したい場合は、プロポを利用しましょう。

ドローン操縦で無線設備を利用する際の注意点

出典:pixavay

ドローン操縦に慣れてくると、無線設備を利用してよりスムーズな操縦をしたいと思う方も増えてくるでしょう。ドローンの操縦をよりスムーズにするための無線設備は複数ありますが、製品によっては注意が必要です。ここでは、通信距離同様に注意が必要なドローンを操縦する電波について解説します。

電波の周波数によっては許可が必要

ドローンを使用する際に使える電波は920MHz帯、2.4GHz、5.8GHzの3種類です。日本では「電波法」という電波に関する法律が定められており、好き勝手電波を飛ばす機器は使えません。

違法な電波を飛ばしたり公共性の高い無線局に損害を与えたりすれば、最大で5年以下の懲役か250万円以下の罰則が科せられます。「知らなかった」では済まないので、ドローンを操縦する際は電波法についても一通り学んでおきましょう。

ドローンの操縦に使用する電波のうち、920GHzと2.4GHzを使用する場合は、国土交通省が発行している技適マークがあれば、特に申請などの手続きは必要ありません。5.8GHzの電波を使用する場合だけ、無線局の開設などの手続きが必要です。

なお、920GHzと2.4GHzでも、通常の操縦なら通信距離を気にする必要はありません。また、国内製のドローンや海外製だけど国内向けに販売されているドローンは、ほぼ920GHzと2.4GHzで操縦できるので、特に確認しなくても問題はないでしょう。

海外製のドローンを使いたい場合は必ず周波数の確認を

国内仕様ではない、海外製のドローンを使う場合は周波数の確認をしてください。電波は目では見えないので、確認しないとどの周波数を使っているかわかりません。また、中古のドローンの中には違法改造を行ってそのまま流通している製品もあります。

電波は、携帯電話やテレビ、ラジオなど我々の生活に密接に関係しています。電波の周波数によっては公共性の高い電波に干渉する恐れもあるでしょう。

ドローンを利用する場合は、可能な限り技適マークをつけた製品を選んでください。通常の使い方をしている限り、5.8GHzの周波数を使う必要はありません。

目視圏内外飛行をする場合は許可を忘れずに

総重量100g以上のドローンは航空法や各自治体の条例が適用されます。通信距離がkm単位であっても、目視できない距離でドローンを飛ばしてはいけません。なお、ドローンに搭載したカメラに周囲の風景を写し、それをスマホなどで確認するのは目視ではありません。あくまでも肉眼でドローンを確認できる距離が「目視」です。

目視圏内外飛行を行う場合、国土交通省に申請をおこなって許可を得てください。

また、ドローンを飛ばす規制は目視飛行だけでなく、飛ばす場所、飛ばす時間も定められています。住宅密集地や空港の近くでは飛行不可、日没後は飛行不可などのルールがあるので、ドローンを屋外で飛ばす場合は法律や条令をしっかりと把握してください。なお、都市部に多い大規模な公園のほとんどは条例によってドローンの飛行が禁止されています。ドローンをいつでも自由自在に飛ばしたいなら、屋内の練習場を利用しましょう。

屋内の練習場ならばスマホでも通信距離を気にせず、ロストの心配もなく思いきり練習ができます。

まとめ:通信距離を伸ばしたいなら専用機器を利用しよう

出典:pixavay

ドローンの通信距離は、操縦機器によって100m前後から数kmと幅があります。また、通信距離が長くても目視圏外飛行は申請をして許可を受けないとできません。目視飛行でできるだけ遠くまでドローンを飛ばしたい場合は、プロポを利用しましょう。

プロポを使えば1km以上の通信距離があるため、ロストの心配が格段に減ります。

スマホで操縦する場合は、100mは通信距離があるといっても風などで流される恐れがあるので、自分から数十mの範囲で飛ばすのがおすすめです。通信距離を気にせずドローンを飛ばしたい場合は、屋内の練習場を利用しましょう。

ドローン合宿は、ドローンの国家資格が取得できるドローンスクールです。
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この記事を書いた人
ライフハックや法律、ドローンなど多数な分野に興味があり、記事を書いています。