YouTubeに投稿されているドローン空撮は上手に撮影されているものばかりです。
このような映像を見ると、「自分も上手に撮れるだろう。」と思うかもしれません。
しかし、実際に撮影した映像をみると、大半は質の低い動画で落ち込むでしょう。
ここでは、そのような人のためにドローン空撮テクニックを紹介します。
これを読めば、最低限のクオリティーは担保できます。
併せて、ドローン絶景の映像5選もご紹介♪
ぜひ最後まで読んでください。
YouTubeにて公開されている3つの動画から、おすすめの絶景映像を5つ厳選しました!
「八甲田山」と聞くと、映画「八甲田山」を連想します。
1902年、雪中演習時に青森連隊が遭難して210名中199名が死亡した事件(八甲田雪中行軍遭難事件)を題材にした作品です。
作中の猛吹雪は自然の過酷さを伝えています。
しかし、そのような厳しい環境ゆえに美しさも存在するのです。
空撮したドローン映像は一面の銀世界。
以前はこのような景色を見るためには過酷な雪山に登らなければなりませんでした。
それは体を鍛えた一部の人間の特権でした。
ドローンを駆使すれば、このような美しい景色を映像でみられます。
日本は山岳国家です。
アメリカのように国土は広くなく、平地も限られています。
ゆえに、少し急峻な土地でも切り開いて作物を作ってきました。
棚田は日本特有の景色です。
空撮したドローン映像には棚田が一面に広がっていました。
それは、まるでパズルピースのようにはめ込まれた景色です。
まさしく、人間と自然が作り出した芸術です。
立山といえば、立山黒部アルペンルートです。
しかし、冬の北アルプスにも圧倒されます。
一面に銀世界が広がり、みる者を圧倒します。
ドローン映像を駆使すれば、このような絶景も楽しめます。
「富良野」と聞くと、名作ドラマ「北の国から」を連想します。
空撮したドローン映像には広大な耕作地が広がり、富良野や美瑛の壮大さが伝わってきます。
ドローン映像には山や川も映っています。
季節は秋です。
紅葉時には自然の雄大さをより際立たせてくれます。
目を閉じて耳をすませば、あの名曲が流れてきそうな景色です。
日本を代表する絶景は富士山でしょう。
葛飾北斎や歌川広重らに描かれたこの山は日本の象徴です。
富士山と山中湖の青さとは対照的な紅葉はみる人を魅了します。
ドローンを駆使するからこそ、このように広範囲を撮影できるのです。
このようなドローン映像も空撮の魅力です。
一般的なドローンの周波数は2.4GHz帯です。
ドローンを飛ばしたり機体からドローン映像を送信したりするとき、無線局免許が必要な場合があります。
次の2つがそれに該当します。
ドローン空撮は産業利用に該当します。
産業目的での空撮映像伝送には「5.7Ghz」帯の周波数が用いられています。
電波法では、無免許・無断での5.7Ghz帯周波数の使用を禁止しています。
この周波数の電波を使いたい場合は「第三級陸上特殊無線技士」以上の資格が必要です。
参考:ドローン等に用いられる無線設備について│総務省 電波利用ホームページ
FPVとは「First Person View」の略です。
日本語で「一人称視点」という意味です。
FPVは操縦者が専用のゴーグルを装着し、ドローンに搭載したカメラの視点とゴーグルの視点をリンクさせます。
これにより、まるで自分がドローンの操縦席に座り、ドローンを操縦しているかのような感覚を味わえます。
ドローンレースではこのFPⅤ対応ドローンが用いられます。
「5.8Ghz」帯の周波数が主に使われています。
無免許では使用できないため、「第四級アマチュア無線技士」以上の資格を取得しなければなりません。
出典:Unsplash
空撮映像を上手に撮るコツは数をこなすことが一番の近道です。
また、ドローンの構造を専門書で学んだりYouTube動画で勉強したりすることも大切です。
初心者がやりがちな間違いは操縦時に操作スティックを固定せずにドローンを動かすことです。
固定しないで空撮をおこなっているとぶれた映像になります。
上昇時はドローンが上昇しているのが分かるように撮ることが大切です。
映像の奥の景色が徐々に見えてくるように撮影すれば上昇しているのが分かります。
上昇映像を美しくとる方法ではリビールショットが有効です。
リビールショットは撮影開始時にまず障害物を映します。
そして、上昇すると同時に景色が見えてくる撮影法です。
下降操作を使って、対象物を際立たせる有効な撮影法があります。
ジンバルを下に向けたまま被写体に近づいていく撮影法です。
これは波や船などを取るのに最適です。
前進映像を撮る際、地面に近い状況時はスポーツモードで撮影するのを推奨します。
理由は速度が伝わって臨場感が出るからです。
また、ジンバルを下に向けた状態から前進して対象物の手前でカメラを上げる撮影法があります。
これを「チルトアップ」といいます。
夕日や朝日を撮る際に最適な撮影法です。
斜め方向の撮影は単に斜めに動くのでなく、上方向や下方向に徐々に動かす動きを入れるのを推奨します。
そのように操作すれば、躍動的な動画が取れます。
目の前の被写体からドローンが遠ざかりながら上昇していく撮影テクニックです。
現在地点から景色が徐々に出てきて臨場感ある映像が撮れます。
映画のワンシーンのような雰囲気ある映像を撮りたい場合、横移動空撮を推奨します。
これは対象となる被写体を横から追随するように撮影していきます。
ドローン空撮映像をはじめて撮るのであれば、DJIのMini2を推奨します。
Mini2はコンパクトな大きさで荷物になりにくく、重さは200g以下です。
4Kにも対応しています。
また、高性能ズーム機能もついていて、遠方を撮影したい場合は便利です。
高品質の映像を撮影したい場合はG-ForceのSKYHIGHを推奨します。
ビジョンセンサーや気圧センサーが備わっているので、ホバリング時に機体が安定します。
ゆえに、映像のズレも生じにくく、高品質の映像が取れるのです。
小型の機体で高品質の映像を撮影したい場合はLUCIDAを推奨します。
サイズは手のひらサイズのドローンですが、フルHD画質での記録が可能です。
また、Wi-Fiに接続してスマホやタブレットをLIVEモニターとして活用できます。
操作スキルが高くない人でも操作しやすいでしょう。
高品質なドローン映像を撮りたい場合はソニーのAirpeak シリーズを推奨します。
高い耐風機能も備えているので、映像がぶれません。
航続可能時間も初期機体の12分から20分にのびて、性能は向上しています。
ここでは、「ドローン空撮テクニックと筆者が選ぶドローン絶景5選!」と題して話を進めました。
これを読んでくれた人の空撮テクニックが向上するのを願います。
最後まで読んでくれてありがとうございます。