ドローン防除徹底解説~ドローン防除の可能性とそれに適した作物や機種

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「空の産業革命」と呼ばれているドローン。
その名の通り、さまざまな産業で活用が始まっています。

ここで紹介するドローン防除もその一環です。

ドローン防除は農業の高齢化や担い手不足を解消する一助になります。

ここでは、ドローン防除の可能性や課題について説明します。
ぜひ最後まで読んでください。

そもそも防除って何?

出典:Franz W.によるPixabayからの画像

農業用語の「防除」とは、害虫や病害の予防および駆除のことです。

具体的には、農作物栽培時に発生する害虫や病気を予防したり、既に発生している害虫を駆除したりすることです。

「防除」は「駆除」ではありません。
「防除」には「予防」の観点が入っています。
ゆえに、発生した害虫を排除する「駆除」とは意味が違うのです。

防除は農薬散布でおこなわれます。
農作物ごとに害虫の特性は異なるので、それぞれにあった農薬を使用します。
農業において、防除はとても重要な作業です。
害虫駆除を怠った場合、害虫は農作物を食い散らかしたり、病気に感染させたりします。
それが原因で農作物を出荷できない場合もあります。 ゆえに、防除はとても重要な作業なのです。

ドローン防除の可能性

出典:liu xiaozhongによるPixabayからの画像

農業従事者の高齢化を支える

この20年で、農業従事者の高齢化は一段と進みました。

これまでは、日本の防除は手作業でおこなわれてきました。
アメリカなどの広大な農地ではヘリコプターによる農薬散布がおこなわれていますが、日本の農業ではそのような手法はとれません。

しかし、ドローンのような小型飛行機であれば、日本の農業でも活用できます。
手作業と比べてドローン防除では作業効率も改善します。

小規模農家が大半の日本には最適

日本の農家はアメリカとは違います。
大半が小規模農家です。

アメリカのような広大な農地であれば、ヘリコプターでの農薬散布といったダイナミックな方法もあります。

しかし、そのような手法は小規模農家では不可能です。
これまでの防除は手作業でした。

アメリカほどの広大な農地ではないにせよ、手作業での防除は重労働です。
高齢の農業従事者にはとても負担のかかる作業でした。

そのような高齢化した小規模農家の負担をドローン防除は軽減してくれます。

ドローン防除の課題

これからの農業をドローン防除が支えるのは間違いありません。
しかし、課題もあります。現在、ドローン防除の大半は水稲です。
その理由は規制です。

2019年まで、ドローン防除で使用できる農薬は限定されていました。
ゆえに、水稲以外の品目ではドローン防除ができませんでした。
2019年に農林水産省は農薬登録の規制を緩和しました。

しかし、規制が尾を引いて水稲以外でのドローン防除の普及は道半ばです。
地道な取り組みでドローン防除を増やしていくこと、それがこれからの課題です。

ドローン防除に適した作物

大麦・小麦

大麦・小麦はドローン防除可能な作物です。

大麦・小麦の共通害虫「アブラムシ」に効果のある農薬はドローン防除登録農薬です。

さらに、害虫だけでなく「うどんこ病」「赤かび病」「雪腐小粒菌核病」などにも効果のある農薬が散布できます。

大豆

ドローン防除が可能な大豆の害虫は主に5種類です。

  • カメムシ類
  • ハスモンヨトウ
  • アブラムシ類
  • マメシンクイガ
  • ウコンノメイガ

また、「紫斑病」という病気があります。

大豆はドローン防除に対応する農薬が豊富です。

ゆえに適切な害虫駆除ができます。

玉ねぎ

ドローン防除可能な玉ねぎの害虫は3種類です。

  • アザミウマ類
  • アブラムシ類
  • シロイチモジヨトウ

また、「灰色かび病」「廃炉腐敗病」「菌核病」の予防も可能です。

キャベツ

キャベツの主な害虫は「アブラムシ」と「コナガ」です。

現時点ではドローン防除可能な害虫は「コナガ」のみとなります。

理由はキャベツが葉もの類のためです。

生で食べる葉もの類は高濃度農薬の散布が厳しいのです。

ゆえに、「アブラムシ」の防除は別の方法を取らなければなりません。

トウモロコシ

ドローン防除が可能なトウモロコシの害虫は「アブラムシ類」です。

現時点で、ドローン防除で使用できる農薬は2種類です。

どちらもアブラムシ類に効果を発揮します。

大根

大根に使用できるドローン防除可能農薬は「ノーモルト乳剤」です。

これは「コナガ」の防除に効果的です。

ドローン防除に適した機体

出典:liu xiaozhongによるPixabayからの画像

飛助MG(mazex)

出典:(C) 株式会社マゼックス

価格:840,000円(税込み:924,000円)

防除時、1つのバッテリーで最大16Lの農薬散布可能。

その広さは2haです。

農林水産航空協会による落下分散性能確認試験では、散布性能はトップクラスで認証されています。
ドローン防除初心者でも安心して操作できます。

また、GPSを利用した自動機能がついている点もポイントです。

スイッチ1つで移動や農薬散布の設定ができます。

ゆえに、防除作業が落ち着いてできます。

飛助DX(mazex)

出典:(C) 株式会社マゼックス

価格:840,000円(税込み:924,000円)

ドローンも機械です。

当然、燃費性能も気になるところです。

飛助DXは低燃費です。

また、防除時の散布可能面積も他の機種に比べて広く、性能の高さがうかがえます。

性能の高さは散布スピードだけではありません。

薬剤を逃さないWダウンウォッシュ機能で無人ヘリと同等の散布性能を誇ります。

飛助mini(mazex)

出典:(C) 株式会社マゼックス

価格:550,000円(税込み:605,000円)

日本の農作地は棚田などに代表される中山間地も多く存在します。

飛助miniは中山間地における防除で性能を発揮します。

コンパクトでとても使いやすく、燃費も低燃費で優れています。

農薬は5L積載可能です。

1つのバッテリーで1ha散布でき、中山間地でもバッテリーコストを回収しやすい低燃費を実現した防除ドローンです。

まとめ

ここではドローン防除について解説しました。

使用できる農薬の規制が解除され、今後の活用が楽しみなドローン防除です。

普及が進めば、未来の農業に役立つことを確信しています。

最後まで読んでくれてありがとうございます。

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この記事を書いた人
福岡県在住の38歳のリハビリ王(ニックネーム)です 趣味はサッカー観戦と落語を聞くことです。 ドローンについて勉強中!