4K撮影が可能なおすすめドローンや100g未満で4K撮影する方法を紹介

せっかくドローンで綺麗な映像を撮るなら、4Kの解像度で収録しておきたいですよね。

現在、販売されている多くのドローンは4Kで撮影できますが、実は、ただ単に4Kで撮れるドローンを買っても綺麗な映像は撮れません。

そこで本記事では、綺麗な映像を撮れる4Kドローンの選び方を紹介すると同時に、おすすめドローンを4機種ほど紹介します。

ほかにも航空法による規制が一部適用外となる100g未満のドローンで4K撮影する方法についても触れていますので、ぜひ参考にしてください。

4Kで撮れるドローンの選び方

出典:Unsplash

これからドローン撮影を始めるなら、ぜひ4K撮影できる機体を購入しましょう。

ただし、4K撮影できるドローンなら何でもいいわけではなく、映像のブレを軽減させる装置や速度の速いSDカードに対応した機体を選ばないと、せっかくの4K映像が台無しになります。

ジンバル搭載カメラを選ぶ

4K撮影できるカメラに加えて、ジンバルが搭載されたドローンを購入しましょう。

ジンバルとは、映像のブレを軽減する装置のことです。

空を飛んでいるドローンは、モーターや風などの影響によって小刻みに振動しています。本来であれば、その振動が映像に反映されてしまうのですが、ジンバルがあることで、ブレのないピタッと止まった映像が撮れるのです。

ドローンの映像が普及したのは、まさにこのジンバルのおかげ。購入時には3軸ジンバルを搭載したドローンを選ぶことで高画質な4K映像を撮れます。

4K収録に対応したSDカードを使えるか

ドローンの映像は、基本的に別途購入が必要なSDカードに記録されます。

SDカードは収録可能なデータサイズや書き込み速度などが異なり、さまざまな種類があります。

4Kでの撮影はフルHDよりもデータ量が大きくなるため、64GB以上のものを選ぶことを推奨します。また、書き込み速度が遅いと、せっかく収録した映像がカクカクになってしまうため、必ず書き込み速度の速いものを選ぶようにしましょう。

そして大事なのが、ドローンがそれらのSDカードに対応しているかどうか。基本的に対応しているケースが多いですが、対応していないものだと収録できない可能性があります。

購入金額は最低でも5万円

4K撮影できてジンバルも付いているドローンは最低でも5万円はします。

つまり5万円よりも安いドローンでは、綺麗な4K映像を撮影できないと考えてもらってOKです。4Kでブレのない映像を撮影するなら5万円以上は出しましょう。

Amazonなどで4K撮影できるドローンが数千円から5万円以下で販売されていますが、そのほとんどがジンバルが搭載されていないため、映像としては使い物になりません。

4K撮影できたところで、ブレブレの映像では意味がありませんからね。

4K撮影が可能なおすすめドローン4選

出典:Unsplash

ジンバル付きの4K撮影が可能なおすすめドローンを4つ紹介します。

紹介する機体はすべて4Kでブレのない映像が撮れますので、ぜひお財布と相談して選んでみてください。

DJI Mavic 3シリーズ

出典:(C)DJI

DJI Mavic 3は、業務の現場でもっとも使用されている機体で、これ一台あればほとんどの撮影をこなせる万能な機体です。

機体性能や安全性はもちろんのこと、カメラ性能が高く、プロからの評価の高い一台になります。望遠レンズも搭載されており、ひとつのドローンでレンズ交換することなく、複数の画角で撮れるのも特徴です。

  • 4/3型CMOSセンサー
  • 10-bitのD-logで撮影可能
  • 4K120fpsに対応
  • Apple ProPresで収録可能(Cine版)

実際に使用しても、機体の安定性が高くホバリング性能に優れています。低速で飛ばしてもユラユラせず非常に安定した4K映像を撮れます。

DJI Air 2S

出典:(C)DJI

DJI Air 2Sは10万円強という値段でクオリティーの高い4K映像を撮影できる、コストパフォーマンスに優れた機体として多くの人に愛用されています。

センサーサイズは1型ですが、多くの業務の現場で通用する映像を撮れます。飛行時間も長く、色編集しやすいLog撮影に対応しているのは大きいです。

  • 1型CMOSセンサー
  • 10-bitのD-logで撮影可能
  • 4K60fpsに対応

趣味で本格的に4K撮影してみたい方や、業務でサブ機として購入しておきたい方におすすめな機体です。性能のわりには低価格で、高パフォーマンスが期待できます。

DJI Mini 3 Pro

出典:(C)DJI

DJI Mini 3 Proは、重量約250gという超軽量ドローンにもかかわらず、ジンバル搭載でブレない綺麗な4K映像を撮影できます。

ポケットサイズなので携帯性に優れており、旅行に持っていくにも最適です。

  • 1/1.3型CMOSセンサー
  • D-Cinelikeに対応
  • 4K60fpsに対応
  • 縦型撮影が可能

ほかのドローンにないメリットとして、SNSの投稿用に縦型撮影に対応している点が挙げられます。最初から構図を決めて撮影できるため、編集時にサイズを加工する必要がありません。

趣味でSNSへの投稿が目的ならDJI Mini 3 Proで十分。値段と比較しても、とても綺麗な映像を初心者でも撮れてしまう一台です。

Autel EVO2Pro V2

出典:(C)Autel Robotics

ホビードローンの約7割ものシェアを誇るDJI社以外の魅力的なドローンをひとつ紹介。

唯一、DJI社ドローンの代替え可能なのがAutel社のドローン「Autel EVO2Pro V2」です。

センサーは1型ながら安定した4K映像を撮れると評判です。ダイナミックレンジも広く、とても綺麗な自然な色の4K映像が撮れます。

  • 1/型CMOSセンサー
  • D-Cinelikeに対応
  • 4K120psに対応

情報の多さという観点で考えれば、利用者が多いDJI社のドローンをおすすめします。

こちらはすでにDJI社のドローンを一度使ったことのある人で、代替えできる4K撮影可能なドローンをお探しの方におすすめです。

100g未満のドローンで4Kを撮る方法

出典:Unsplash

2023年時点において、日本の航空法では100g未満のドローンは航空法が一部適用されないため、比較的自由に飛ばせます。

法律に縛られず100g未満のドローンで4K撮影したい人も多いはず。しかし、100g未満のドローンでブレのない4K映像を撮影できる完成機は発売されておらず(技術的に難しい)、別の方法しかありません。

100g未満のドローンとなると自作機しかなく、自作したドローンにアクションカメラを搭載して4K撮影することで解決できます。

自作機にGoProを載せる

100g未満のドローンで4K撮影するもっともメジャーな方法がGoProを載せる方法です。

GoProは4K撮影できますし、映像が綺麗と評判なため、多くのFPVドローンパイロットに使われています。

100g未満のドローンにGoProを載せる場合には、GoProをさらに軽量化し、収録に必要な部分以外を取り除いた「剥きプロ」の状態にします。

ReelSteady GOでブレ補正する

自作機にGoProを載せただけではジンバルが付いておらず、撮影した映像はブレが目立ちます。

そこでGoProと連携している「Reelstady Go」というソフトを使用し、編集する段階でブレ補正をかけることで、まったくブレない綺麗な映像に仕上がるのです。

まとめ

4K撮影できるおすすめドローンを4つ紹介しました。

ただ単に4Kで撮影できるだけではなく、映像のブレを軽減する「ジンバル」が搭載されているドローンを選ぶ必要があります。

100g未満の軽量ドローンにはジンバルが搭載されていないため、GoProなどのアクションカメラを搭載することで、ブレのない綺麗な4K映像が撮れるようになりますよ。


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この記事を書いた人
ドローン操縦歴9年。航空法が改正される以前からドローン空撮をしており、現在も業務・趣味問わず毎週のように撮影しております。