そんな疑問を、お持ちではないですか。
当記事では、以下の項目を解説していきます。
【ドローンポートとは】
【ドローンポートの目的】
【どんなドローンが使えるの】
当記事をご覧になれば、ドローンポートについて詳しくなるでしょう。
ぜひ最後まで、ご覧ください。
出典:(C) VFR
ドローンポートとは、ドローンを格納できる機能を備えた離発着場です。
ドローンは通常使用後は必要に応じ分解を行い、車に乗せて移動して再充電を行い使用する必要があります。
ドローンポートはドローンを移動させる必要がない用途に使用する場合は格納することができ、ドローンを充電する機能も備えているのです。
ドローンポートは、色々な機能を備えた格納施設なのです。
ドローンポートの大きさは、以下のようになります。
格納全開サイズ(mm) | 4125×1650×1180 |
格納全閉サイズ(mm) | 1900×1650×1180 |
重量 | 400㎏ |
それでは、ドローンポートの詳細について見ていきましょう。
出典:(C) Pixabay
ドローンポートの目的は、単なる離発着場だけではないのです。
色々な機能を、ドローンポートはそなえています。
ドローンポートは、以下の事ができます。
目的 | 解説 |
機体の自動格納 | ドローンポートは、自動で格納扉を開閉することができる機能をそなえています。 |
機体の自動充電 | ドローンポートは着陸後バッテリーなどのとりはずしをせずに、自動で充電作業を実施できます。 |
機体の定位置移動 | ドローンポートが自動充電するためには充電端子をしっかり合わせる必要があるので、ドローンを正確な位置に移動させなければなりません。ドローンポートは、着陸後定位置に移動させるシステムがあるので、わざわざドローンを手動移動させる手間がかかりません。 |
自動離発着 | ドローンポートには着陸地点に、マーカーを備えています。ドローンはそのマーカーを判断して、正確に自動着陸することができます。 |
格納外壁等 | ドローンを格納する外見は、白く屋根が斜めになっています。色が白いと熱の吸収がないので格納内の気温上昇を防げます。また冬季には保温ヒーターも備えているので、雪を溶かすことができます。屋根が斜めになっているので、ヒーター効果とともに積雪を防ぐことができるのです。格納外壁の材質は、樹脂製になっているので鉄製と比べ、外部通信も可能になっています。ドローンの位置決定に重要なGPS電波を受信できる利点があります。 |
その他 | 格納庫全体の高さを調節するジャッキを備えているため、離発着地点の水平を出すのが容易になります。離発着には照明も備えているため、夜間運航にも問題ありません。ドローンポートは野外に設置するため、防水機能を備えています。防水防塵規格のIP54を備えているのです。* IP54とはチリ等の侵入を完全には防止できないが電子機器には影響がなく、水の飛まつによって機器が影響を受けないことを言います。 |
上記のような作業などをほぼ自動で行うことができるので、少人数でドローンの運航を行うことができるのです。
出典:(C) ACSL
ドローンポートが使えるドローンは、ドローン【ACSL-PF2】です。
ドローン【ACSL-PF2】の性能・改良により、ドローンポートへの自動着陸・自動充電等が行えるのです。
ドローンポートには着陸地点にマーカーを備えているので、ACSL-PF2によるマーカー着陸を行えます。
着陸時にACSL-PF2のカメラを真下に向けてマーカーを認識し、自動着陸ボタンにより自動着陸を行えます。
ACSL-PF2は、ドローンポートに特化したドローンなのです。
ACSL-PF2は、ドローンポートを使用できるドローンになります。
ドローンACSL-PF2の概略説明は、以下の通りです。
全長 | 1174mm |
全高 | 654mm |
重量(バッテリー2個含む) | 7.07㎏ |
最大ペイロードドローンペイロードの説明はこちら | 2.75kg |
オプション機能等 | カメラジンバル取り付け可能通信(LTE対応)ARマーカー着陸防滴加工測量カメラ非GPS環境下で自立飛行可能な「Visual SLAMシステム」 |
ACSL-PF2は、測量・防災・物流に使用できる多目的型ドローンなのです。
ドローンポートは、ドローンACSL-PF2に特化したドローンの離発着場をかねた格納施設です。
ドローンポートとドローンACSL-PF2機能との関連性は、以下の通りです。
ドローンポート | ACSL-PF2 |
着陸地点にマーカーを装備 | ACSL-PF2は着陸時カメラを下に向けマーカーを判別して、自動着陸が行えます。 |
充電のための自動位置補正装置と充電システム | ACSL-PF2の足部分に充電用の端子を備えることにより、自動充電に対応している。 |
出典:(C) Pixabay
ドローンポートは、ドローンの離発着場をかねたドローンの格納施設です。
ドローンの離発着場だけの機能ではなくマーカーを備えたり、充電のための自動位置補正装置などを備えていて最少人数でドローンの運航を安全に行えるのです。
格納施設には外壁に樹脂を採用することによりドローンの運航に必要なGPSからの電波の受信を容易にしています。
またヒーターや外壁色に白色を採用することにより、季節の天候特徴に備えた仕様となっています。
今後も新たな自動システムを備えた、ドローン格納施設が登場してくるでしょう。