ドローンのDJIスクール とは?取得できる資格を解説
2022年12月にドローン操縦に関する国家資格が誕生しました。国家資格を取得するには民間のドローンスクールに入り、操縦技術を身につけるのが近道です。今回は、数あるドローンスクールの中からDJIスクールについて解説します。
DJIとは、中国に本社を置く世界三大ドローンメーカーの一社です。主な事業は、マルチコプター・ドローンの企画研究や製造や販売、輸入であり、世界シェア7割を担っています。
日本では、DJI JAPAN株式会社として上記の事業のほか、2018年よりドローンの産業パイロット教育・訓練機関であるUTC(Unmanned Aerial System Training Center)の教育プログラムほ提供を開始しています。
DJI JAPAN株式会社が運営するドローンスクールは、全国に69か所あります。
DJIが運営するドローンスクールの特徴は、ドローンの基本的な操縦技術だけでなく赤外線点検、ビジネス空撮など、特定の技術を学べることです。そのため、別の場所でドローンの操縦技術を身につけたが、撮影や点検技術を身につけたいといった方にも適しています。
DJI JAPAN株式会社は、2016年よりドローン民間資格DJI CAMPを設立し、2018年よりUTC認定証も追加されました。
DJIが運営するスクールに通ってプログラムを修了したりテストを受けたりすると、「DJI CAMPスペシャリスト」や「DJI CAMPインストラクター」の2つの資格を取得できます。
DJI CAMPスペシャリストは、座学講義、筆記試験、実技試験の3つを受けたうえで、10時間以上の飛行経験があれば取得できます。一方、DJI CAMPインストラクターは座学講義、筆記試験、実技試験を受講し、50時間以上の飛行操縦経験があれば取得可能です。
受講に必要な時間はそれぞれ2日間なので、仕事をしながらでも取得できます。
DJI JAPAN株式会社は、空撮・測量・点検・農業など産業用ドローンを操縦するのに必要な教育も受けられます。
「産業ドローンパイロット教育」と呼ばれるカリキュラムを受講すれば、空撮や測量、点検などドローンを使ったさまざまな仕事に関する技術があることを客観的に証明が可能です。
DJI JAPAN株式会社が運営するドローンスクールでは、学校ごとに取得できる資格や受講できるプログラムが異なります。ですから、ドローンスクールへの通学を希望する場合は、取得したい資格や受講したいプログラムの有無を確認して学校を選びましょう。
受講自体は1~2日あればできるので、遠方の学校でもホテルに宿泊するなどして通学が可能です。
DJIJapan株式会社が運営するドローンスクールは全国に数が多いのが最大の特徴です。しかし、学校によって取得できる資格や受講できるプログラムが異なるので、まずは学校がおこなっている授業内容を確認し、スクールを選びましょう。