2025年、ドローンは趣味やビジネス、撮影用途など、さまざまな場面で活用される身近なアイテムになりました。特に初心者向けのモデルは年々進化しており、操作性や安全性、カメラ性能なども大幅に向上しています。
しかし、種類やスペックが多すぎて「どれを選べばいいか分からない」という方も多いのではないでしょうか。
本記事では、「ドローン おすすめ」というキーワードで検索している方に向けて、初心者でも安心して使える2025年最新モデルを厳選してご紹介します。
さらに、購入前に知っておきたい選び方のポイントや、飛行に必要なルール・法律もあわせてわかりやすく解説しています。
これからドローンを始めたい方、プレゼントを検討している方もぜひ参考にしてください。
ドローンの操縦には、国家資格の取得がおすすめで、特にビジネス用途として利用する方は今のうちに取得することで初期費用を抑えられる可能性があります。
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ドローンとは、無線通信を利用して遠隔操作できる、小型の無人航空機を指します。
日本の航空法では「人が搭乗できない航空機、回転翼機、滑空機、または飛行船で、遠隔操作または自律飛行によって飛行する機体」として無人航空機を定義しています。
ドローンには、マルチコプター型やラジコン飛行機型、農薬を散布するヘリコプター型など多様なタイプが存在します。
なお、機体重量が100g未満のものは「模型航空機」として扱われ、法律上の無人航空機には含まれません。
また、2022年12月より、ドローンの国家資格制度(無人航空機操縦者技能証明)が開始されました。
これにより通常のホビー飛行や農業・点検業務でも、飛行経路・場所によっては免許が必須となるため、飛行計画に応じて免許(資格)が必要かどうかをチェックすることが重要となりました。
ドローンの免許制度(国家資格)に関しては、下記記事でも詳しく紹介しているので合わせてご確認ください。
ドローンの活用が広がる中で、飛行させる際には遵守しなければならないルールや手続きがあります。
特に一定の条件下では、国への申請や許可が必要になることもあります。
1.機体登録とリモートID機器の搭載が義務付けられている
2.飛行させる場所によっては『飛行許可申請』も必要
ここでは、飛行前に確認すべき主な申請ルールについて詳しく見ていきましょう。
100gを超えるドローンを飛行させる際は、『機体登録』と『リモートID機器の装着』が法律で義務付けられています。
使用前には、国土交通省の専用サイトを通じて登録手続きし、発行された登録記号を目立つ位置に表示しましょう。
もし改造を施している場合は、その内容についても申告が必要です。ただし、申請した機体すべてが承認されるとは限りません。
安全性に問題があると判断された場合は、登録が却下される可能性もあります。
リモートIDは、機体に取り付けて使用する装置で、登録記号やシリアル番号、現在位置や飛行速度といった情報を発信する役割を果たします。
この情報によって、機体が正式に登録されているかどうかを周囲が確認できる仕組みです。
なお、個人名や住所などのプライバシー情報は発信されません。ドローンを購入した後は、速やかに登録とリモートID対応を済ませるようにしましょう。
ドローンの飛行には、状況に応じて事前申請が必要なケースがあります。
たとえば、空港の周辺、地表から150メートル以上の空域、DID(人口が集中している地域)などでは、国土交通大臣の許可を取得しなければ飛行できません。
また、都市部の公園や観光地などでは独自にドローンの使用を制限していることもあるため、事前に各施設のルールを確認することが大切です。
ただし、こうした包括的な飛行許可を取得していても、「緊急用務空域」とされるエリアでは飛行が禁止されています。ドローンを安全に活用するためにも、関係法令や条例をしっかり把握し、ルールを順守した上で操作しましょう。
ドローンは、大きく3種類に分けられ、それぞれ使用用途が異なります。
1.機体登録とリモートID機器の搭載が義務付けられている
2.飛行させる場所によっては『飛行許可申請』も必要
それではここから、ドローンの種類を徹底解説します。
トイドローンとは、重さが100g未満の小型ドローンで、「模型航空機」に分類されます。
このタイプは機体の登録やリモートIDの装着が不要なため、規制が比較的少なく、ドローンを初めて扱う方にも手軽に楽しめるモデルです。
ただし、無人航空機と同様に飛行禁止エリアが定められており、対象区域で飛ばすためには事前の申請が求められます。
また、トイドローンの多くは屋内での使用を前提として設計されており、初心者が操縦の練習をするのにも適しています。
100g未満のトイドローンは法規制が少ない特徴がありますが、適用される飛行規制や法律を覚えておくことをおすすめします。
下記記事では、100g未満のドローンに掛かる規制や法律を詳しく解説しているので、合わせてご確認ください。
撮影を目的にドローンを選ぶ場合は、高性能カメラを搭載したモデル、いわゆる『空撮ドローン』がおすすめです。
これらの製品は一般的に高価ですが、遠距離まで電波が届き、トイドローンでは難しい美しい映像や写真を撮影できます。
ただし、機体重量が100gを超えると航空法の対象となり、飛行前に機体登録や申請手続きが必要です。飛行に関するルールや手順を事前に確認して、安全に運用しましょう。
4K撮影可能なジンバル付きドローンをお探しの方、ハイスペックな空撮ドローンを探している方は下記記事を合わせてご確認ください。
農業や建設現場など、専門的な用途で活躍しているのが『産業用ドローン』です。
例えば、農薬の散布やインフラ設備の点検、立ち入りが困難な場所の調査などに活用されています。
このタイプのドローンは、カメラアングルの調整が可能で、用途に応じた撮影ができるのが大きな特徴です。
さらに、自律飛行システムを搭載しているモデルも多く、あらかじめ設定したルートに沿って自動飛行させられるため、業務の効率化にも貢献します。
ここでは、ドローンを購入する際の失敗しない選び方を紹介します。
1.ダイナミックな撮影が可能な『自動追尾機能』がある機種
2.初心者も安心の『GPS自動ホバリング』がある機種
3.空撮重視なら「4K対応モデル」がおすすめ
4.操作しやすさを重視するなら「ヘッドレスモード」がある機種
5.飛行時間をチェックして目的に合ったモデルを選ぶ
それではここから、1つずつ詳しく解説します。
ドローンで被写体を滑らかに追いかけながら撮影したい方におすすめなのが『自動追尾機能』です。
この機能を備えたモデルであれば、被写体を自動で認識し、移動に合わせてスムーズに追尾撮影を実現できます。
細かな操作に自信がない初心者でも、一定の距離を保ちつつ自然な映像を記録できるため、空撮での撮影に最適です。
特にアウトドアやスポーツシーンなど、動きのある被写体に向いています。
GPS機能が搭載されたドローンは、位置情報をもとに空中で静止する「自動ホバリング」が可能です。
この機能により、安定した飛行がしやすく、操作に不慣れな方でも落ち着いて飛ばせます。
また、あらかじめ設定したルートに沿って自動で飛行する「自律飛行機能」が搭載されているモデルもあり、農薬散布やインフラ点検といった業務用途でも役立ちます。
高画質な映像を残したい方は、4K解像度に対応したドローンがおすすめです。
フルHDよりも細部まで鮮明に記録できるため、プロモーション動画や記録映像にも適しています。
ただし、4K動画はファイルサイズが大きくなるため、1時間の録画でおよそ45GB以上の容量を消費することもあります。
そのため、4K対応モデルを使用する際は、大容量のmicroSDカードを用意するのが安心です。
ドローンの向きに関係なく、操縦者から見た方向で動かせる「ヘッドレスモード」は、初心者にも扱いやすい便利な機能です。前後左右がわかりづらくなる飛行中でも、混乱せずに操作できます。
コントローラーのレバーを倒した方向にそのまま動くため、直感的な操作が可能。機体の前後を気にする必要がないので、初めての飛行にもぴったりです。
ドローンの平均飛行時間は、おおよそ10〜30分程度が一般的ですが、使用するシーンに応じて適したモデルを選ぶことが重要です。
短時間の操作で済む場合はコンパクトな機体が便利になり、長時間の空撮を行う場合は、バッテリー容量が大きい中型〜大型のモデルを選ぶとバッテリー切れの心配がないため安心して飛行できます。
ここでは、初心者におすすめなドローン10選を徹底解説します。
・DJI「Ryze Tech Tello」
・GFORCE「LEGGERO」GB181
・GFORCE「LUCIDA」GB120
・GFORCE「LACIERO」GB040
・DJI「DJI Mini 2 SE Fly More Combo」
・DJI「DJI Mini 4 Pro Fly More Combo Plus」
・DJI「DJI Avata 2 Fly More コンボ」
・Holy Stone HS700E
・DJI「DJI Air 3」
それではここから、1機体ずつ詳しく紹介します。
Ryze Tech Telloは、DJIとIntelが共同開発したトイドローンです。手のひらサイズのコンパクトなボディながら、高性能なフライトコントローラーを搭載しており、安定した飛行が可能です。
Telloは、Scratchというビジュアルプログラミング言語に対応しており、プログラミングを学びながらドローンを操縦できます。
また、自動離陸/着陸、ワンタッチで様々なアクロバット飛行が楽しめるフライトモード、EIS(電子式映像ブレ補正)による安定した映像撮影など、初心者でも簡単に楽しめる機能が満載です。
専用アプリからスマートフォンで直感的に操作できるため、初めてドローンを触る方でも安心して利用できます。
名称 | Ryze Tech Tello |
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メーカー名 | Ryze Technology(DJI技術協力) |
価格 | 約12,800円(税込) |
重量 | 約80g |
サイズ | 98×92.5×41 mm |
飛行時間 | 最大13分 |
カメラ性能 |
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機体の特徴 |
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GFORCE「LEGGERO」GB181は、手のひらサイズの超軽量ドローンです。その名の通り「軽量」を追求しており、気軽に持ち運んでどこでも飛ばせるのが魅力です。
「LEGGERO」GB181は、Wi-Fi接続でスマートフォンからリアルタイムに映像を確認できるFPV(一人称視点)飛行に対応しています。
また、気圧センサーによる高度維持機能や、自動離着陸ボタンなど、初心者でも安定した飛行を楽しめる機能が搭載されています。
さらに、機体のアーム部分が折りたためるため、収納や持ち運びにも便利です。
名称 | LEGGERO GB181 |
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メーカー名 | GFORCE |
価格 | 約14,000円(税込) |
重量 | 約60g |
サイズ | 展開時:約180×180×35 mm(推定) |
飛行時間 | 約8~10分 |
カメラ性能 |
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機体の特徴 |
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GFORCE「LUCIDA」GB120は、コンパクトながら安定した飛行性能とFPV飛行が楽しめるドローンで、スタイリッシュなデザインも特徴的です。
「LUCIDA」GB120は、気圧センサーによる高度維持機能に加え、フリップボタンを押すだけで360°宙返りするアクロバットモードも搭載されています。
また、スマートフォンと連携してFPV飛行が可能で、ドローンの視点での飛行体験ができます。
さらに、プロペラガードが標準装備されているため、衝突時の破損リスクを軽減し、初心者の方でも安心して操縦できるように作られています。
名称 | LUCIDA GB120 |
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メーカー名 | GFORCE |
価格 | 約11,000円(税込) |
重量 | 約50g |
サイズ | 約80×80×35 mm(推定) |
飛行時間 | 約8分 |
カメラ性能 |
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機体の特徴 |
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GFORCE「LACIERO」GB040は、GFORCEのドローンの中でも特に小型・軽量なモデルです。コンパクトに作られているため、屋内で手軽に飛ばすのに適しています。
「LACIERO」GB040は、機体サイズが小さいにもかかわらず、FPV機能に対応しており、スマートフォンからリアルタイムに映像を確認できます。
また、気圧センサーによる高度維持機能も備わっており、初心者でも安定したホバリングが可能です。
さらに、プロペラを保護するガードも付属しており、室内での使用における安全性に配慮して作られています。
名称 | LACIERO GB040 |
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メーカー名 | GFORCE |
価格 | 約13,000円(税込) |
重量 | 約80g |
サイズ | 推定:120×120×45 mm |
飛行時間 | 約10分 |
カメラ性能 |
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機体の特徴 |
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DJI Mini 2 SEは、DJIのMiniシリーズの中でもエントリーモデルに位置づけられるドローンです。
249gという軽量設計が特徴で、航空法の規制対象外となるため、より手軽に空撮を楽しめます。
また、Fly More Comboには、予備バッテリーや充電ハブなどが含まれており、より長く飛行を楽しめるような工夫が施されています。
「DJI Mini 2 SE Fly More Combo」は、OcuSync 2.0動画伝送システムを搭載しており、最大6km(日本国内では4km)のHD動画伝送が可能です。
2.7K動画撮影と12MP写真撮影に対応しており、高品質な空撮が手軽に行えます。
さらに、自動離陸/着陸、RTH(Return to Home)機能、クイックショットなど、初心者でもプロのような映像が撮影できるスマート機能も充実しています。
名称 | DJI Mini 2 SE Fly More Combo |
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メーカー名 | DJI |
価格 | 約47,620円(税別、RC-N1C付属) |
重量 | 約246g |
サイズ | 折りたたみ時:138×81×58 mm/展開時:245×289×56 mm |
飛行時間 | 最大31分 |
カメラ性能 |
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機体の特徴 |
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DJI Mini 4 Proは、Miniシリーズの最上位モデルであり、その高性能とコンパクトさを両立しています。特にFly More Combo Plusは、大容量バッテリーが付属しており、長時間の飛行が可能です。
DJI Mini 4 Proは、全方向障害物検知機能を搭載しているため、より安全な飛行を実現しています。
また、4K/60fps HDR動画撮影と48MP写真撮影に対応し、プロレベルの映像を撮影できます。進化したO4映像伝送システムにより、最大20km(日本国内では10km)のHD動画伝送が可能です。
さらに、フォーカストラック、マスタートラック、ハイパーラプスなどのインテリジェント機能も豊富に搭載されており、初心者でも簡単にクリエイティブな映像が撮影できます。
名称 | DJI Mini 4 Pro Fly More Combo Plus |
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メーカー名 | DJI |
価格 | 約129,000円(税込) |
重量 | 約249g |
サイズ | 折りたたみ時:148×94×64 mm/展開時:298×373×101 mm |
飛行時間 | 最大34分(インテリジェントフライトバッテリー Plus使用時) |
カメラ性能 |
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機体の特徴 |
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DJI Avata 2は、没入感あふれる飛行体験を提供するFPV(一人称視点)ドローンです。専用のゴーグルを装着することで、まるで自分がドローンに乗っているかのような感覚で飛行を楽しめます。
Fly More コンボには、予備バッテリーや充電ハブなどが含まれているため、より長くFPV飛行を体験できます。
DJI Avata 2の機体にはプロペラガードが一体化されており、安全性が高められています。
また、RockSteadyとHorizonSteadyによる高度な映像ブレ補正機能を搭載し、FPVドローン特有のダイナミックな動きでも滑らかな映像を撮影できます。
さらに、直感的なモーションコントローラーを使用することで、初心者でも簡単にアクロバティックな飛行が可能です。
名称 | DJI Avata 2 Fly More コンボ |
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メーカー名 | DJI |
価格 | 約173,800円(税込) |
重量 | 約377g |
サイズ | 180×216×82 mm(プロペラガード含む) |
飛行時間 | 最大23分 |
カメラ性能 |
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機体の特徴 |
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Holy Stone HS700Eは、4Kカメラを搭載したGPSドローンです。高画質な空撮を手軽に楽しみたい初心者の方におすすめのモデルです。
HS700Eは、GPSと気圧センサーによる安定したホバリングと飛行が可能です。
フォローミーモード、ウェイポイント飛行、サークル飛行など、多彩なスマートフライトモードを搭載しており、初心者でも簡単にプロのような映像を撮影できます。
また、ブラシレスモーターを搭載しているため、耐久性と静音性に優れています。
さらに、リターン・トゥ・ホーム(RTH)機能により、バッテリー残量が少なくなったり、電波が途切れたりした場合でも安全に自動で帰還します。
名称 | Holy Stone HS700E |
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メーカー名 | Holy Stone |
価格 | 約31,000円(税込) |
重量 | 約608g |
サイズ | 約380×230×125 mm(展開時) |
飛行時間 | 最大22分(バッテリー1本あたり) |
カメラ性能 |
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機体の特徴 |
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DJI Air 3は、広角と中望遠の2つのカメラを搭載した高性能ドローンです。様々な画角で空撮を楽しみたい方や、よりクリエイティブな映像表現を追求したい方におすすめです。
広角カメラと3倍光学ズーム対応の中望遠カメラを搭載し、遠景から近景まで多様な表現が可能です。
DJI Air 3は、全方向障害物検知システムとAPAS 5.0により、安全かつスムーズな飛行を実現します。
最大46分という長時間飛行が可能で、安心して撮影に集中できるだけでなく、O4映像伝送システムにより、安定したHD動画伝送を提供します。
また、ActiveTrack 5.0やSpotlight 2.0など、インテリジェント機能も充実しており、初心者でもプロのような追尾撮影や構図作りが可能です。
名称 | DJI Air 3 |
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メーカー名 | DJI |
価格 | 約145,000円(税込)※Fly More Comboはさらに高額 |
重量 | 約720g |
サイズ | 折りたたみ時:207×100.5×91.1 mm/展開時:258.8×326×105.8 mm |
飛行時間 | 最大46分(インテリジェントフライトバッテリー Plus使用時) |
カメラ性能 |
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機体の特徴 |
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本記事では、初心者でも楽しめるおすすめドローン10選を徹底解説・比較しました。
また、ドローンの種類や購入時の選び方、飛行させる際の申請ルールを詳しく紹介しています。
ドローンは「ただ飛ばすだけ」の時代から、「撮る」「記録する」「仕事に使う」といった実用性の高いアイテムへと進化しています。
特に初心者向けのモデルは、簡単な操作や安全設計が充実しており、初めての1台として非常におすすめです。
本記事で紹介した10機種は、2025年に注目されている信頼性の高いドローンばかりを特集しています。
価格帯やスペック、操作性もさまざまなので、ご自身の目的に合った1台を見つけてみてください。
あわせて、飛行に関する法律や申請ルール、免許制度についてもしっかり理解し、安全かつ楽しいドローンライフを始めましょう。