二等無人航空機操縦士(二等資格)は、ドローンの国家資格のうち、初めて資格を取る方の多くが選ぶ資格です。合格率は国から公表されていませんが、学科試験は正答率80%程度、実地試験は100点の持ち点から70点以上を残せば合格という基準が公開されています。
ドローン合宿の修了審査(実地試験の代わりになる審査)の合格率は、初回で約70%、再審査を含めた最終の合格率で約95%です。ドローン合宿の講習は初学者向けのコースのため、操縦が初めての方でも、基準を知ったうえで練習すれば十分に合格を目指せます。
この記事では、2026年9月時点の国土交通省と指定試験機関の公式情報をもとに、二等資格でできること、合格率と難易度、取り方と費用をまとめました。
二等無人航空機操縦士は、2022年12月に始まった「無人航空機操縦者技能証明制度」で定められた国家資格で、国土交通大臣が発行する技能証明書が交付されます。国家資格には一等と二等の2種類があり、二等は立入管理措置(飛行経路の下に第三者が入らないようにする措置)を講じたうえで行う「カテゴリーⅡ飛行」に対応しています。
一等は、人がいる場所の上空で補助者を置かずに目視外で飛ばす「レベル4飛行」(カテゴリーⅢ飛行)まで行える資格です。制度上は二等を取らずに一等から受けることもできますが、一等は講習時間も試験の基準も大きく上がるため、まずは二等から取るのが一般的です。
| 項目 | 二等無人航空機操縦士 | 一等無人航空機操縦士 |
| 対応する飛行 | カテゴリーⅡ飛行(立入管理措置あり) | カテゴリーⅢ飛行(レベル4飛行)まで |
| 学科試験 | 三肢択一式50問・30分 | 三肢択一式70問・75分 |
| 学科試験の合格基準 | 正答率80%程度 | 正答率90%程度 |
| 実地試験の合格基準 | 持ち点100点から70点以上 | 持ち点100点から80点以上 |
| 受験資格 | 16歳以上 | 16歳以上 |
| 有効期間 | 3年 | 3年 |
二等資格の最大のメリットは、飛行のたびに必要だった許可・承認の手続きを一部省略できることです。国土交通省の飛行ルールでは、二等以上の技能証明を持つ人が機体認証を受けたドローンを飛ばす場合、飛行マニュアルの作成などの安全対策をとれば、次の飛行で許可・承認が不要になります(総重量25kg未満の機体に限ります)。
ただし、空港等の周辺、150m以上の上空、イベント会場の上空、危険物の輸送、物件の投下に当たる飛行は、二等資格を持っていても個別に許可・承認を受ける必要があります。
そのため、二等資格が特に役立つのは、点検や測量、空撮などの仕事で、住宅地の近くや夜間にドローンを飛ばす機会が多い方です。
また、2025年12月18日の審査要領改正で民間資格を使った飛行許可申請の簡略化が終わり、技能を証明する手段は国家資格に一本化されました。趣味で人のいない場所を飛ばすだけであれば資格は必須ではありませんが、仕事で使う予定がある方は二等資格を持っておくと手続きの負担が大きく減ります。
資格が必要かどうか迷っている方は、「ドローン国家資格は意味ない?2025年12月の制度変更で「いらない」と言えなくなった理由【2026年版】」もあわせてご覧ください。
二等資格を取るには、学科試験、実地試験、身体検査の3つに合格する必要があります。国土交通省や指定試験機関は合格率を公表していないため、ここでは公式に公開されている合格基準と、ドローン合宿での実際の合格率を紹介します。
学科試験は、指定試験機関(一般財団法人日本海事協会)が全国のテストセンターで実施するCBT方式の試験です。二等は三肢択一式の50問を30分で解き、正答率80%程度で合格になります。
出題範囲は、国土交通省が発行する「無人航空機の飛行の安全に関する教則」に沿った内容です。2026年7月14日からは教則の第5版に準拠した試験に切り替わっているため、古い版の問題集だけで勉強しないように注意してください。
なお、学科試験に合格すると学科試験合格証明番号が発行され、その有効期間は2年間です。
実地試験は、100点の持ち点から減点していく方式で、二等は70点以上を残せば合格です。登録講習機関(国土交通省に登録されたドローンスクール)の講習を受けた場合は、実地試験の代わりにスクールで修了審査を受け、合格すると実地試験が免除されます。
修了審査では、決められたコースを正確に飛ばせるかに加えて、飛行前の点検や周囲の安全確認も採点の対象になります。操縦がうまくても確認を飛ばすと減点されるため、手順を体で覚えておくと合格に近づきます。
ドローン合宿の二等国家資格コースでは、修了審査の初回の合格率が約70%、再審査を含めた最終の合格率が約95%です。講習当日に修了審査を2回まで無料で受けられるように日程を組んでいるため、1回目で緊張して失敗しても、その日のうちに2回目で挽回できます。
また、講師1人につき受講生は原則2名までとしているため、実地講習では一人ひとりの飛行練習の時間を十分に確保できます。修了審査の対策としては、当スクールで作成した独自の動画も講習前にお送りしています。
難易度についてさらに詳しく知りたい方は、「ドローン免許の難易度とは?国家資格の取得方法・費用・合格率を徹底解説」もご覧ください。
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二等資格の取り方には、登録講習機関で講習を受ける方法と、指定試験機関で直接受験する方法(一発試験)の2つがあります。
| 比較の項目 | 登録講習機関で受講する | 一発試験で受験する |
| 実地試験 | 修了審査に合格すれば免除 | 試験会場で受験が必要 |
| 学科試験 | テストセンターで受験 | テストセンターで受験 |
| 練習の環境 | スクールの機体と練習場を使える | 機体と練習場所を自分で用意する |
| 費用 | 講習料がかかる(ドローン合宿は214,500円〜) | 講習料はかからないが、練習の費用が別にかかる |
| 向いている人 | 未経験の方、短期間で確実に取りたい方 | すでに十分な操縦経験がある方 |
未経験の方には、登録講習機関で講習を受ける方法をおすすめします。二等の初学者向けの学科講習は10時間以上と決められており、そのあとに実地講習と修了審査を受けます。修了審査に合格すれば実地試験が免除されるため、試験会場で受験するのは学科試験と身体検査だけになります。
一発試験では、学科試験に加えて、指定試験機関の会場で実地試験を受ける必要があります。試験に使う機体は会場に用意されていますが、練習用の機体と練習場所は自分で確保しなければなりません。自己流の操縦では減点される動きに気づきにくいため、操縦経験が少ない方にとっては難しいルートです。
ドローン合宿で二等資格を取る場合の流れは、次のとおりです。実地講習の日程は、申し込みから3週間後以降を目安にお選びいただいています。
| 流れ | 目安の時間 |
| ①申し込み、説明会動画の視聴 | 申し込み当日から |
| ②オンライン座学講習(動画講習と確認テスト) | 合計約10時間(好きな時間に分けて受講できます) |
| ③修了審査の対策動画を視聴 | 実地講習の前まで |
| ④実地講習(1泊2日)、2日目の午後に修了審査 | 1泊2日 |
| ⑤学科試験と身体検査を受験 | 近隣の試験場で別日に受験 |
| ⑥DIPS2.0から技能証明書の交付を申請 | 試験合格後 |
現地に来ていただくのは、実地講習の1泊2日だけです。学科の座学はオンラインで事前に受講するため、仕事をしながらでも自分のペースで準備を進められます。
取得までの日数は「ドローン免許(国家資格)は何日で取れる?目安を解説」で詳しく紹介しています。
二等資格の取得にかかる費用は、スクールの講習料に、国に払う手数料17,000円(学科試験8,800円、身体検査5,200円、技能証明書の交付3,000円)を足した金額です。ドローン合宿で受講した場合の総額は、高知校で231,500円、岡山校と山梨校で259,000円になります。
講習料には、1泊2日分の宿泊と4食分の食事、最寄り駅からの送迎が含まれています。費用の内訳や、再審査・限定変更などの追加費用は「ドローン免許(国家資格)の取得費用はいくら?総額と内訳【2026年最新】」にまとめています。
ドローン合宿は、国土交通省の登録講習機関として、高知・岡山・山梨の3校で二等無人航空機操縦士の講習を行っています。これまでの卒業生は累計500人以上で、修了審査の最終の合格率は約95%です。
| 校舎 | 講習料(税込) | 講習期間 | 含まれるもの |
| 高知校 | 214,500円 | 1泊2日 | 宿泊・食事4食・送迎 |
| 岡山校 | 242,000円 | 1泊2日 | 宿泊・食事4食・送迎 |
| 山梨校 | 242,000円 | 1泊2日 | 宿泊・食事4食・送迎 |
自分に二等資格が必要かどうか、どの校舎が通いやすいかなど、受講前の相談は無料のオンライン説明会で受け付けています。
国土交通省や指定試験機関は、合格率を公表していません。ドローン合宿の修了審査では、初回の合格率が約70%、再審査を含めた最終の合格率が約95%です。
取れます。ドローン合宿の講習は初学者向けで、操縦が初めての方を前提にカリキュラムを組んでいます。登録講習機関で講習を受けると、実地試験の代わりにスクールで修了審査を受けられるため、未経験の方でも合格を目指しやすくなります。
16歳以上であれば受験できます。
機体認証を受けた25kg未満のドローンを使い、飛行マニュアルの作成などの安全対策をとる場合は、人口集中地区の上空や夜間、目視外などの飛行で許可・承認が不要になります。ただし、空港等の周辺、150m以上の上空、イベント会場の上空、危険物の輸送、物件の投下に当たる飛行は、引き続き許可・承認が必要です。
有効期間は3年です。資格を続けるには、有効期間が切れる6か月前から1か月前までに、更新講習を受けたうえで更新を申請する必要があります。
二等無人航空機操縦士は、初めてドローンの国家資格を取る方の多くが選ぶ資格で、仕事でドローンを使う方にとっては、飛行の手続きを大きく減らせる資格です。合格率は公表されていませんが、学科試験は正答率80%程度、実地試験は70点以上という合格基準が決まっているため、基準を知ったうえで準備すれば、未経験からでも十分に合格を目指せます。
特に実地試験は独学で対策しにくいため、登録講習機関で練習と修了審査を受ける方法が確実です。ドローン合宿なら、座学はオンラインで事前に受講し、現地での実地講習は1泊2日だけで、修了審査の最終の合格率は約95%です。
二等資格を取るべきか迷っている方や、スケジュールと総額を先に確認したい方は、無料のオンライン説明会でお気軽にご相談ください。