この数年、ドローンスタートアップの記事が新聞にしばしば載っています。
「空の産業革命」と呼ばれているドローンです。
これをビジネスチャンスと捉えて、多くのドローンスタートアップが誕生しています。
ここでは、「ドローンスタートアップって何?」という基礎からこれから活躍が期待されるドローンスタートアップまでを詳細に説明します。
ぜひ最後まで読んでください。
出典:(C) Unsplash
ドローンスタートアップを説明する前にスタートアップについて説明します。
スタートアップとは「革新的なアイデアで新たな価値を創造し、社会にインパクトを与える企業」です。
その特徴は典型的なイグジット戦略型企業です。
ドローンスタートアップもそのうちの1つです。
端的に言えば、短いスパンで結果が求められる企業です。
たとえば、農業の高齢化や2024年の物流問題。
これらは猶予があまりない産業問題です。
ドローンスタートアップ企業はそれらの解決を求められます。
それゆえに、問題を解決して市場を席巻できればリターンも大きくなるのです。
余談ですが、ベンチャー企業との違いも説明しておきます。
ベンチャー企業とは「既存ビジネスを更に発展させたり、中長期的に課題解決に取り組んだりする企業」です。
そのビジネスモデルはスタートアップとは異なり、絶対的なイグジットへの固執はありません。
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千葉大学名誉教授でドローン研究の第一人者、野波健蔵氏が立ち上げたスタートアップです。
設立は2013年11月で、2018年には東証マザーズに上場しています。
ドローン専業メーカーでは国内唯一の上場企業です。
ACSLは自律制御システムを独自開発しています。
それを用いた産業用ドローンの開発・製造・販売をおこなっています。
代表的な製品は「蒼天」ブランドです。
自立制御システムを搭載して国内外から高い評価を得ています。
2017年4月11日に設立されたドローンスタートアップです。
事業内容は産業用ドローンの機体設計およびドローン構造技術の研究開発です。
キーテクノロジーの重心制御技術「4DGRAVITY」特許を保有しています。
エアロネクストは機体製造のみでなく、他社とライセンス契約を結んで収益を上げるドローンスタートアップでもあるのです。
主力製品には同業のドローンスタートアップACSLと共同開発した「AirTruck」があります。
出典:(C) ドローンおしごと
mazexは2017年4月に設立されたドローンスタートアップです。
主に、農業と林業に使われるドローン開発をおこなっています。
ナイルワークスは2015年1月に創業したドローンスタートアップです。
農業用ドローンの設計、開発、製造をおこなっています。
主力製品は農業用ドローンNile-T20です。
Nile-T20はすべての操作をタブレットひとつでおこなえます。
特別な操縦スキルは不要です。
ゆえに、誰もが簡単に「精密防除」をおこなえます。
また、自動飛行で上空30〜50cmの低空から薬剤散布可能です。
優れた性能が評価されて「第8回ロボット大賞農林水産大臣賞」を受賞しました。
2023年にはヤマハ発動機が第三者割当増資を引き受け、農業用ドローンスタートアップ「ナイルワークス」に出資しました。
ここでは、ドローンスタートアップについて説明しました。
いかがでしたか?
多くのドローンスタートアップが誕生していることから、将来的にドローン産業が有望であることが理解できたのではありませんか?
ここで紹介したドローンスタートアップの成長を願って筆をおきます。
最後まで読んでくれてありがとうございます