ドローンの世界へようこそ!
本記事では、初心者にも扱いやすいとされる100g未満の小型ドローンの魅力について詳しく紹介します。
小型ドローンの基本的な特徴から、どのような楽しみ方ができるのか、そして様々な種類の小型ドローンとそれぞれの特性について解説します。
さらに、子供から大人までが安心して飛ばせるドローンの選び方や、法律上の注意点についても触れます。
そして最後に、小型ドローンでの空撮テクニックをご紹介。
新たな趣味としてドローンを始めたい方、ドローンで遊びつつもその可能性をより深く知りたい方のための、まさに全てが詰まったガイドとなっています。
ぜひ最後までお読みいただき、ドローンライフのスタートを切りましょう。
一般的に小型ドローンとは、総重量が100g未満のドローンを指すことが多いです。
どちらも、機体重量100g未満と定められていることによります。
このように、100g以上のドローンは屋外での飛行に様々な制限があり、登録申請も必要ということで、
そのどちらにも当てはまらず、気軽にはじめられる、100g以下の小型ドローンに人気が集まっています。
小型ドローンを手に入れたら、どんなことができるのか気になる方も多いと思います。
出典:Unsplash
まず一般的な飛行として、離陸から着陸までの一連のドローンの操縦を楽しむことができます。
そして通常の飛行にプラスして、旋回、回転、前進、後退などのアクロバティックな特殊飛行も可能です。
カメラ付きの小型ドローンであれば、飛行中の動画、静止画である空撮が可能です。
プログラミングした通りに自動操縦が可能な、ドローンプログラミングのできる小型ドローンもあります。
また、セットで対戦できる機能がついており、操縦しながらセンサーで攻撃ができる小型ドローンもあります。
小型ドローンと言っても、できることも幅広く、販売されている商品のバリエーションも実に豊富です。
機体重量100g未満の小型ドローンの一番のメリットは、航空法に触れないため比較的自由に操縦できることと、
小型無人機等飛行禁止法で定められている、国土交通省への機体の登録申請が不要なことが大きいです。
さらに、小型ドローンのメリットとしては、小型ドローンをファーストドローンとして購入する人が多いため、
初心者でもすぐ簡単に操縦できるように、便利なサポート機能が付いていることが多い点です。
例えば、空中に機体を放り投げるだけで、ドローンが自動的に飛行スタートするテイクオフ機能や、
ボタンを押すだけで離着陸をするワンキー離着陸機能などで、初心者が特に手こずる離着陸を楽に行えます。
その他、自動で一定位置をキープするオートホバリング機能、安定した飛行をサポートする高度維持機能、
センサー付きドローンであれば、センサーを使って障害物を回避する障害物検知機能などが付属します。
小型ドローンは、機体が小さく軽量であるため、落下の際に壊れにくいメリットもあります。
プロペラガードが付いているドローンも多く、プロペラの巻き込みによるケガを防ぎ、破損も防いでくれます。
出典:(C)All3DP
小型ドローンとひとことで言っても、メーカー、モデルによって機能も値段も様々で悩んでしまいます。
では、どのように自分に合った小型ドローンを選べばよいでしょうか。
用途に合わせた、おすすめの小型ドローンをご紹介します。
ドローンの購入を検討している場合、操縦だけではなく空撮にも興味がある方が多いのではないでしょうか。
通常では撮影できない角度からの動画や静止画を楽しめるのが、カメラ付きドローンのメリットです。
ピクニックやキャンプなどのアウトドア、釣りや山登りなどのレジャーの撮影にぴったりの機能です。
小型のドローンでもカメラ付きのモデルは多くあります。映像のクオリティーにこだわった画素数の高いもの、
スマホで映像を確認しながら撮影できるもの、手振れ補正のジンバル機能を搭載した小型ドローンもあります。
前後左右、上方の5方向に対応した障害物回避センサーが反応し、自動で障害物への衝突を回避します。
高解像度カメラを搭載。専用アプリをインストールすれば、動画・写真の撮影はもちろん、ライブ中継が可能です。
万一の衝突時に対象物や機体の損傷を防ぐプロペラガードが付属で、室内での飛行も安心です。
ラジコンのように、ドローンの操縦に興味関心を持つ子供が増えています。
地面に置いて動かすことができるラジコンよりも、立体での操縦がむずかしいドローンですが、
室内で安全に使える小型のトイドローンの人気が高くなっており、様々なモデルがリリースされています。
機体重量が軽いため、操縦時のケガを防いでくれ、機体が何かにぶつかった時の破損も少なくて済みます。
ラジコンのような2次元ではなく、必然的に3次元で位置情報を取得しながらの思考が必要な点など、
遊んでいるだけで自然と数学や物理を学べるため、特にお子さまにはトイドローンをおすすめします。
室内用の安価なトイドローンでは飽き足らず、さらに複雑な上位機種のドローンに買い替える子供も多いです。
バッテリーを装着しても、重量わずか31gの小型ドローンながら、スマホにつないでアプリで空撮が楽しめます。
手投げテイクオフモード、ヘッドレスモード、高度維持などを搭載、ドローン初心者も直感的に操縦できます。
全保護プロペラガード付きで、耐衝撃性が高いとともに、低年齢層の初心者ユーザーでも安心して利用可能です。
ひとりで操縦して楽しむもの、と思われがちな小型ドローンですが、2人で楽しく遊べるものもあります。
2機セットで対戦できる機能がついており、操縦しながらセンサーで攻撃ができる小型ドローンです。
コントローラーのボタンで攻撃して、センサーが機体に当たると、コントローラーも反応し、
先に多く攻撃した方が勝利となります。家族やパートナーとゲーム感覚でドローン操縦を楽しめます。
ピクニックやホームパーティーなどにおすすめの小型ドローンです。
出典:Potensic
赤外線装置を備え、相手のドローンとお互いに対戦バトルができる小型ドローンです。
撃たれた場合、ドローンもダメージを受けたように反応し、左右へ揺れてランプが点滅します。
手投げ離陸機能、ワンキー離着陸機能、ヘッドレスモード、高度維持機能など初心者向けの機能が満載。
室内でも安心のプロペラガード付きです。操縦もしっかり楽しめるおもちゃドローンです。
出典:(C) DJI
高画質カメラや幅広い機能で、初心者から本格派まで、絶大な人気の小型ドローンです。
高品質映像プロセッサー搭載で、あっと驚くような美しい画像と動画を撮影できます。
スマホをコントローラーとして操縦でき、特殊な飛行も画面上で簡単に行えます。
Python、Sratchなどのドローンプログラミングにも対応しています。
ドローンの規制といえば、航空法や無人航空機登録制度についてはよく知られていますが、
機体重量に関係なく、100g未満でも法規制の対象となる、小型無人機等飛行禁止法も知っておく必要があります。小型無人機等飛行禁止法
出典:警察庁
簡単に説明すると、国が指定する施設周辺の上空での小型無人機等の飛行を禁止した法律です。
指定されている施設は、国会議事堂、内閣総理大臣官邸、その他の国の重要な施設、外国公館、原子力事業所、
防衛関係施設、空港、政党事務所など、どれも日本国内の政治や産業を担う重要な施設です。
そして、その周囲おおむね300mの周辺地域の上空における小型無人機等の飛行が禁止されています。
前もって、ドローンを使用したテロ行為など防ぎ、安全を確保するために定められた法律です。
この法律に違反すると、懲役または罰金に処せられることがあります。
屋外で小型ドローンを飛ばす際は、前もって指定区域でないことの確認をしてから飛ばしましょう。
先に少し説明をしましたが、機体重量100g未満の小型ドローンは、航空法の対象にもならず、
無人航空機登録制度にも該当しないため、免許、資格、登録や申請も不要です。
ですが、本体の重量は100g未満でも、バッテリー、カスタムしたパーツを足して重量が100gを超過する場合は、
重量100g未満とは認められませんので注意が必要です。金具を付け替えただけで超過することもあります。
機体の重量がギリギリな場合や、カスタムを楽しみたい方は、日々計量することをおすすめします。
出典:unsplash
小型ドローンでの空撮は、機体サイズが大きい高性能なドローンよりも難易度が高いです。
なぜなら、小型ドローンは機体が小さく軽量なため、空中でのポジションを維持するのがむずかしいからです。
そこで、一定の高さと位置でドローンの動きをキープさせるホバリングの技術が最重要となってきます。
自動ホバリング機能を搭載しているドローンもありますが、マニュアル操作での練習を重ねる必要があります。
小型ドローンで安定したホバリングができるようになれば、上位機種でも容易に操縦が可能です。
ドローンでの空撮でも、通常の画像や動画の撮影と同じく、構図が重要となってきます。
慣れないうちは撮影したい被写体を追うことに必死になってしまいますが、引きで構図を確認しましょう。
撮影時のモニター画面にグリッドを表示できる場合、グリッドを使用すると構図を確認しやすいです。
高度がある場合は、画面の空と地面の配分を考え、地平線をどう配置するかで、印象が変わってきます。
ドローンならではのダイナミックな動きを活かした構図を考える作業も、ドローン空撮の魅力のひとつといえます。
小型ドローンは機体重量が軽いため、風の強い日は思った通りの飛行が困難です。
そして、ほとんどの小型ドローンには防水機能が付いていないため、雨に濡れると故障する確率が高いです。
思った通りに操縦できず、事故につながる可能性もあります。悪天候時の飛行はひかえましょう。
また、砂浜での飛行は着陸時に機体内部に砂が入りこみ、故障する可能性があるため注意しましょう。
他人の敷地上空でのドローンの使用は、その土地の所有者の承諾を得る必要があります。
さらに私有地でドローンを操縦する際には、他人の敷地にドローンが入ってしまわないように注意が必要です。
出典:Unsplash
小型ドローンのメリットや、おすすめの小型ドローンなどをご紹介しました。
まだまだ紹介できていない小型ドローンの機能やモデルがたくさんありますので、ぜひ調べてみてください。
まずは気軽に楽しめる小型ドローンで、ドローンのある生活をはじめましょう!