ドローンの使い方はさまざま ドローンの活用方法をまとめました!

ドローンは今後の成長産業の一つとして、世界中で大きな期待が寄せられています。ドローン活用がますます進む社会で、これからドローンを活用した仕事に就きたい、ドローンを使う仕事に興味がある方もいらっしゃるでしょう。本記事では、ドローンを活用した仕事について解説します。

ドローンを活用する仕事=ドローンを飛ばす仕事ではない

ドローンを活用する仕事は、必ずしもドローンを飛ばすわけではありません。ドローンは高度な自動制御技術によって、比較的容易に飛行させることが可能になった航空機であり、自動制御が行われている以上、そのプログラムの開発も大切な仕事です。ドローンを開発したり製造する仕事も、ドローンに関わる仕事と言えるでしょう。逆にドローンを飛ばせるだけでは、職業としての仕事はできないと認識する必要があります。

ドローンを飛ばす仕事には大きく6つある

ここからは実際にドローンを飛行させる仕事を7つご紹介します。どの仕事もドローンを飛行させる技術にそれぞれの仕事に必要なスキルが伴って、はじめてドローンを職業として活用できるようになります。

1. 空撮

ドローンによる空撮は、ドローンを活用した仕事として最もイメージしやすい仕事といえるでしょう。民生用のドローンには映像撮影用のカメラが搭載されており、ドローンでなければ見れない映像を、比較的手軽に撮影する事ができます。しかし映像撮影業務としてドローンを活用するとなると、まずはカメラ撮影の基礎を理解していなければなりません。さらに特に動画であれば、見応えのある映像を撮影するための創造力も欠かせず、そして創造したイメージどおりに、ドローンを飛行させるスキルも伴っていなければなりません。

2. 農薬散布

農薬散布に代表される農林水産業へのドローン活用は、労働力不足解消の側面からも大きな注目を集めています。ドローンによる農薬散布には、農薬散布専用のドローンが必要です。

また職業として効率よく収益を得るのであれば、広大な農地であったり、逆に狭くて入り組んだ土地であっても、効率よく散布作業ができるルートが設定できるなど、専門のノウハウが必要になってくることでしょう。

3. 測量

測量分野も、ドローン活用が大きく期待されています。測量作業にドローンを活用することによって、大幅に時間とコストが削減できます。しかし誤解してはいけないのは、測量業務にはあくまでも「測量士」「測量補士」という国家資格が必要だということです。

ドローンはあくまでも、測量作業の一部を補うためのツールに過ぎないということを認識しておきましょう。

4. 物流

ドローンによる物流は、いよいよ本格的に活用される時代になってきました。2022年12月から、無人航空機操縦士という制度がスタートしましたが、その背景の一つにには私たちが生活する場所の上空でも、ドローンを使った荷物配送ができるように整備するという目的があります。

「働き方改革関連法」という法律によって、物流業界で働く人たちの労働環境を改善するための施策から「物流2024年問題」という言葉が聞かれるようになりました。それだけ今の物流業界の人手不足は、深刻な社会問題になっています。ドローンによる荷物配送は、私たちの日常生活を支える、重要な仕事になるでしょう。

5. インフラ点検

インフラ点検とは、道路や橋梁、建物の安全性を確認するための作業です。ドローンの登場によって、人が簡単に辿り着けない高所などでも、ドローンなら比較的容易に映像で確認する事ができます。特に日本においては、高度成長期に建設された都市インフラが老朽化してきました。ドローンを活用したインフラ点検は、大きな需要が見込まれる仕事になるはずです。

6. エンタメ

2021年の東京オリンピックの開会式では、ドローンショーも話題の一つになりました。古くから夜空に輝くエンターテイメントには花火があり、多くの人たちが楽しんできました。これからはドローンショーも、花火と同様に夜空のエンターテイメントとして、需要が高まっていくことでしょう。多数のドローンが飛行するドローンショーでは、プログラム飛行が必須です。しかし万が一の際には、手動でドローンを安全に着陸させられる技術と対応力が、求められる仕事といえるでしょう。

画像参照元:https://www.drone.jp/news/2021072611303947315.html

7. ドローン講師

ドローンを飛行させる仕事と、その仕事に従事する人が増えれば、ドローンを飛行させるための知識や技術を教える講師も必要になります。ドローン講師は単にドローンを飛行させる技術だけでなく、ドローンの飛行に関係するさまざまな技術、法律に関する知識が必要であり、かつ受講生にわかりやすく伝えなければなりません。

ドローンに関する法律やルールはまだ十分に整備されているとは言えず、これからも変化していくことでしょう。ドローン講師には、常に最新の情報を学び続けられる姿勢も必要な資質といえるでしょう。

まとめ

本記事ではドローン活用に関する仕事、特に実際にドローンを飛行させる仕事について7つご紹介しました。3次元空間を自由に移動できるドローンの活用方法は、今後も増えていくことが期待されます。これまではドローン=無人航空機でしたが、いわゆる「空飛ぶクルマ」も、世界を見渡せば実現しています。日本では2025年に開催される大阪万博で、空飛ぶクルマが私たちにその姿を見せてくれるはずです。

もしドローンを活用した仕事に就きたいと思う方がいらっしゃれば、単にドローンスクールで基礎技術を学ぶだけでなく、関連して必要となる能力や資格についても、あわせて調べることが大切です。

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