FIFISH E-GOは、QYSEA社が販売する水中ドローンです。水中ドローンは海中の捜査や撮影、点検作業など、水に関する分野で活躍しています。
そのため、長時間の潜水が必要な場合や、人が潜れない場所での細かい作業はドローンの力を借りて効率的に作業が進められるでしょう。
今回は、さまざまな場面で活躍できる「FIFISH E-GO」の魅力や性能を紹介します。ぜひ参考にしてください。
出典:(C)CFD
ではFIFISH E-GOの、基本性能を確認しましょう。
名称 | FIFISH E-GO_STANDARD |
価格 | ¥99万前後(税込) |
寸法 | 430 × 345 × 170 mm |
重量 | 5.1kg |
最大深度 | 100 m |
バッテリー | 69.12Wh × 2 |
稼働時間 | 最長4時間 |
輝度 | 1万ルーメン(5000 ルーメン ×2) |
スラスター数 | 6個 |
動作性 | 前後上下左右 |
回転 | 360°可能 |
FIFISH E-GOは新型スラスター搭載により、水中でなめらかな動きと操作性が可能なドローンです。
カメラ性能は4Kの高画質で、1万ルーメンのLEDライトと合わせれば、鮮明な映像撮影ができるでしょう。
また、電源を切らずに交換可能なバッテリーシステムのため、長時間の撮影や作業に向いた水中ドローンと言えます。
引用元:(C)CFD公式動画リンク
出典:(C)CFD
FIFISH E-GOは、下記5つの特徴が存在しますので説明します。
内部の精密機械部分を守るため、コアタンクは硬質アルマイトと呼ばれる加工処理がされています。そのため、耐圧や耐腐食性を上げて、水深100mまで耐えられる機体です。
また、機体は分解が簡単に取り外し可能で、オプションパーツの付けやすさや、日々のメンテナンスを容易におこなえるでしょう。
機体ボディは、シュモクザメをモチーフにした流線型のため、水中を滑らかに動き細かな操作が可能です。
モーターは、従来のFIFISHモデルと比較すると約2倍の性能を発揮し、6つのスラスターにより360°自在に方向を転換できて、機体姿勢の維持も安定しています。
FIFISH E-GOは、AI機能によって下記一覧の操作が自動でおこなえます。
水中は汚れやかすみ、ノイズが発生しますが、AIが自動で補正をおこない鮮明な映像撮影が可能です。
また、魚群を撮影する場合、ターゲットロックにより自動でカウントをおこないます。さらに、撮影する物体との距離感を自動キープするため、一定の距離を保ちながらホバリングできます。
他にも、1cm間隔で長さを測定できたり、面積を自動で測れたりも可能です。
FIFISH E-GOは、水上166°で水中146°を可能にした、業界最高水準の魚眼レンズを搭載していますので、広い視野の映像が撮影できます。
さらに、最短10cmの距離までクローズアップでき、AIの補正機能により細部まで細かい映像が撮れるでしょう。
FIFISH E-GOは、稼働中にも交換可能なデュアルバッテリーシステムを使用しています。機体に2つのバッテリーが付いており、予備バッテリーがあれば1つずつ交換して電源を切る必要がありません。
また、オプションの充電ステーションを使用すれば、50分で90%の充電ができます。そのため、機体操作をしながら次のバッテリーを準備でき、連続使用が可能です。
FIFISH E-GOは、ロボットアームやソナー、金属探知機など、いろいろなオプションが取り付けられます。
本体上下にオプションを取り付けるポートが2つ付いており、別売りの拡張ドックを使えば、最大6ポートに拡張が可能です。
拡張すれば水難事故の調査や船体検査、水産養殖に使用できるなど、さまざまな案件に合わせ柔軟に対応できます。別売りのオプション品が多いですが、機体とセット品も販売していますので、次に説明するセット品を確認しましょう。
出典:(C)CFD
FIFISH E-GOは、機体のみのモデルとオプションも付いた下記3つのモデルから購入可能です。
購入名称 | 内容 | 価格 |
FIFISH E-GO_STANDARD | 機体のみ | ¥約99万円 |
FIFISH E-GO_ARM SET | 機体+ロボットアーム付き | ¥約110万円 |
FIFISH E-GO_BATTERY SET | 機体+予備バッテリー(2本)&充電ステーション | ¥約118万円 |
アームセットは握力10kgfの金属アームが付いており、水中捜査時の回収作業や、異物除去に役立つでしょう。
バッテリーセットは、2本の予備バッテリーと充電ステーションが付いています。そのため、操作しながら充電が可能で、長時間の作業がおこなえます。
公式サイトには、各モデルに付いての特徴も詳しく掲載されていますのでチェックしてみましょう。
今回は、水中ドローンの「FIFISH E-GO」を紹介しました。
FIFISH E-GOは耐久性やメンテナンス性に優れ、AIによる映像補正と広角レンズによって、人が潜るのが難しい場所でも容易に作業がおこなえるでしょう。
さらに、さまざまなオプションが存在し水中活用の幅も広がりますので、用途に合わせた作業ができそうか、公式サイトをチェックしてみましょう。