近年、気候異常で水害や土砂崩れが多発しています。災害時においてドローンの活躍が実証されつつあり、欠かせない存在です。
ドローンには様々な機能がありますが、今回は、ドローンに搭載されているカメラで被災者の救援・救助活動を支援する機能をサポートする「DroneNEXUS」の紹介をします。
出典:(C)写真AC
災害が発生した際、ドローンは小回りのよさから様々な場面で活用されています。主な役割は、被害確認、情報収集、物資の運搬、被災者の発見・救助です。
災害で活用されるドローンの中に「アナウンスサードローン」があります。
アナウンサードローンは被災者を上空から発見しアナウンスすることで、安全な場所まで誘導することができます。
被災しているときに、誰かと連絡が取れるのはとても安心しますね。
アナウンサードローンはドローンの飛行状況を目視できる場所に「ドローン操縦者」と「アナウンス者」の両者がいる必要があります。
アナウンサードローンの課題として音声伝達に無線を使用しているため、アナウンス者とアナウンサードローン間の距離の制限があること、屋内ではドローンに電波が到達しない可能性があることが挙げられます。
この問題を解決するのが、クオリティソフト株式会社が開発した「DroneNEXUS」です。
クオリティソフト株式会社は、「豊かな世界の創造に貢献する」を理念にかかげ、クラウド型の情報セキュリティソフトで5年連続シェアNo. 1の製品を開発しています。
事業内容は、クラウドサービスとパッケージソフトウェア製品の開発及び販売業務やドローンソリューション関連事業など多岐にわたります。
クオリティソフトが開発、提供するドローンの運用管理クラウドサービス「DroneNEXUS」は、ドローンの運用に最適化されたパソコン間コミュニケーション機能があり、デジタル簡易無線と組み合わせることで、「ドローンの飛行場所から離れた屋内で、映像監視とアナウンスを行う」ことを可能としました。
「DroneNEXUS」はドローンだけでなく、操縦者や飛行許可証を紐付けして管理することが可能です。飛行前に認証を必要とすることで、飛行を許可された操縦者のみが操作可能となり、セキュリティがしっかりとしています。
また、「DroneNEXUS」は飛行ログを管理しているため、「いつ、誰が、どの機体を、どこで、どのように」飛行したのか明らかで、 ドローンが業務外の飛行をしていないか、トラブル発生時の原因究明などを他の情報とあわせて一元管理することができます。
さらに、「DroneNEXUS」はスマートフォンやパソコンがあれば、ドローンのリアルタイム映像を確認でき、他拠点とも音声/映像によるコミュニケーションや指示が可能です。
「DroneNEXUS」により、ドローンの飛行場所から離れた屋内で、映像監視とアナウンスができるようになったため、防災・災害対応以外の用途でのアナウンサードローンの活用が期待されます。
そして、アナウンサードローンは双葉電子工業社製ドローンを使用し、実用レベルのスピーカー搭載のドローンです。40分の長時間フライトができ、降雨、強風など悪天候時でも確実な音声を伝達が可能です。多言語アナウンス機能も搭載されているため、日本語がわからない方も安心して避難することができます。
ドローン本体から、クラウドサービス「DroneNEXUS」まで幅広く取り扱っていて、クオリティソフト株式会社の活躍の幅はさらに広がりそうですね。
災害時のドローンの活躍は目覚ましいですね。
整備すべき法律や、制度は多くありますが、より安全に、より早く助かる命が多くなることを祈っています。
「DroneNEXUS」によって、ドローンはさらに活躍の幅を広げるでしょう。
街中でドローンが飛び交う時代は近いのかもしれません。
個人的には「DroneNEXUS」サービスを利用したアナウンサードローンで館内放送が行われる瞬間をみてみたいと感じています。
ますます、目が離せないドローンの発展を一緒にみていきましょう。